解剖学における基本と前提、その学び方-臨床に繋げるために-

UPDATE - 2021.9.13
  • 日程

    9月13日(月),20日(月),27日(月),10月11日(月)

    20:00~21:30予定

    受付時間 - 30分前から
講師 荒川高光 先生 櫻屋透真 先生 
形式 ZOOMオンラインセミナー
参加費 5500円(税込)
お支払い方法 銀行振込 / クレジット決済
備考欄 ・復習用動画の視聴はリハデミー”無料会員”登録が必要ですので、視聴前にご登録よろしくお願いいたします。

DETAIL

概要

【講習概要】
これまで理学療法士/作業療法士は「解剖学そのもの」を、学問体系含めてきちんと学んできただろうか。解剖学に限らず全ての学問で重要な姿勢とはなんであろうか。

 

・語呂合わせなどで用語を覚えることだけに終始するのでなく、学んだ知識を体系化して認識を深め、さらに実際の研究者から最前線の情報を取り入れ、最新の知見を増やすこと。

 

・基礎研究で得られた知見を(臨床に応用するときなど)他の場面に都合よく切り取るのではなく、全体を俯瞰する視点を持つこと。

 

・科学的事実に向き合い、適切な解釈のもと理論を構築すること。

 

上記した態度で解剖学に向き合っている、理学療法士の資格を持った解剖学の研究者が存在する。セラピストが学ぶべき専門性のある知識とは、一定の基礎の上に積み重ねられるべきものであり、基礎医学においては都合よく関連する部分だけを切り取って学ぶべきではないと考える。医学・生物学に共通する基本的な解剖学の理解があって初めて、リハビリテーションという専門性に向けた学問の形を整えることができるのではないだろうか。

 

本講義は、受講者が自ら「解剖学」の知識を深めるだけでなく、正しく専門性に役立てられるようになるための第一歩とすることを目的とする。現在も解剖学の研究と教育に取り組み続ける研究者を講師とし、形態を追究する本物の解剖学の一端を提示し、学問としての解剖学に正しく取り組む一助とする。今回は臨床へ繋げるにあたって運動器の解剖学を中心に各論を展開する。

 

1.解剖学からわかることは何か?「肉眼解剖学」に基づく身体とヒトの捉え方

 

2.セラピストが「きちんと」解剖学を学ぶために

 

3.「靱帯」のイメージと解剖学的事実の相違から考える、セラピストにとっての解剖学

 

4.「筋の付着部」のイメージと解剖学的事実の相違から考える、セラピストにとっての解剖学

 

【講義内容】
■第1講座:解剖学からわかることは何か?「肉眼解剖学」に基づく身体とヒトの捉え方
講師:櫻屋 透真先生

 

〈学習目標〉
解剖学という学問について、その背景および基盤となる概念を知り、解剖学的情報を正しく扱うための基礎を知る。個々の臨床場面を超えて、セラピストがヒトの身体を扱う上で基本となる姿勢を、解剖学を通じて提供したい。

 

・解剖学における最も偉大な先生は、目の前のご遺体である
−解剖学は、往年の解剖学者たちが遺体と向き合ってきた歴史の上に立つ
−解剖学によって何が明らかになったか、そして世界はどう変化したか
−変わりゆく医療と変わらない生体の間にある解剖学

 

・解剖学とはどのような学問か?
-解剖学は「かたち」の学問である
-解剖学における肉眼解剖学の位置付け、肉眼解剖学からわかること

 

・解剖学は医学における言語としての役割を持つ
-記号として身体を表す:自然から図譜、解剖学用語、数式への帰納
-解剖学用語を正しく使うことの意義

 

 

■第2講座:セラピストが「きちんと」解剖学を学ぶために
講師:櫻屋 透真先生

 

〈学習目標〉
セラピストが解剖学を学ぶ環境や社会的側面について現状を知り、また職業上の特性に伴う解剖学的情報の解釈における特徴に着目して、解剖学的情報を正しく解釈するための知見を得る。

 

・理学療法士/作業療法士を取り巻く解剖学教育の現状
−解剖学を学ぶために超えなければならない「壁」
−国内におけるコ・メディカルの解剖学実習に関わる制度および社会通念上の変化

 

・形態と機能を捉える
-形態と機能は表裏一体である
-その疑問は本当に解剖学的か?生体に起こる現象へのアプローチを整理する

 

 

■第3講座:「靱帯」のイメージと解剖学的事実の相違から考える、セラピストにとっての解剖学
講師:荒川 高光先生

 

〈学習目標〉
まずは、セラピストが臨床で出会う「靱帯」という構造について考え、その正しい解剖学的定義と実態を、最新の知見を通じて学ぶ。臨床などで流布されている事柄でもなく、運動学から考えるわけでもない、「実物から考える解剖学」を通じ、セラピストの持つ「靱帯」のイメージを変革する、そんな経験をしていただきたい。

 

・「靱帯」とは何か
-骨と骨をつなぐのではない
-靱帯損傷後の治療方針の違いを解剖学的に説明する

 

・セラピストが知らなければならない解剖学
-実物から学ぶこと
-臨床活動で行っている思考過程と解剖学実習はほぼ同じ

 

 

■第4講座:「筋の付着部」のイメージと解剖学的事実の相違から考える、セラピストにとっての解剖学
講師:荒川 高光先生

 

〈学習目標〉
筋の付着部はどういう構造になるのか、筋線維の正しい連続部を改めて学ぶ。丸暗記した筋の付着部の知識から脱却し、「本当に臨床に活きる解剖学」とはなんなのかを学ぶ。

 

・筋はどこに付着するのか
-筋の付着部を正しく知ると、臨床の見方が変わる
-筋収縮による病態を説明する

 

・セラピストが知らなければならない解剖学
-解剖学実習は誰のために行うべきか
-肉眼解剖学的研究はどのように行うべきか

 

 

〈講師経歴・実績紹介〉※五十音順

■荒川 高光先生
神戸大学で博士号を取得。
死体解剖資格者であり、神戸大学医学部保健学科准教授・神戸大学医学部医学科・保健学科の解剖学の講義・人体解剖学実習を指導。
肉眼解剖学懇話会世話人、日本解剖学会評議員。肉眼解剖学のほか、筋損傷に対する温度刺激の実験なども遂行する。

〈リサーチマップ〉
https://researchmap.jp/read0133621

 

 

■櫻屋 透真先生
朝日大学歯学部にて助教を務める傍ら、神戸大学大学院保健学研究科博士課程後期課程に在学し、肉眼解剖学の研究および教育に取り組んでいる。現在は霊長類の比較解剖学的研究を専門とする。

〈リサーチマップ〉
https://researchmap.jp/tohma.sakuraya

SPEAKER

講師紹介
神戸大学 大学院保健学研究科 保健学専攻 准教授

荒川高光先生

朝日大学 歯学部 助教

櫻屋透真先生

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