膝関節疾患に対する保存的理学療法
-変形性膝関節症の評価とそのアプローチ-

UPDATE - 2020.2.2
  • 日程

    2020年7月25,26日(土・日曜日)

    10:00~17:00予定

    受付時間 - 30分前から
場所 リハテックリンクスセミナールーム
住所 東京都渋谷区幡ヶ谷1丁目8−3VORT幡ヶ谷6F
講師 石井慎一郎 先生 
形式 座学+実技
参加費 20,000円(税抜)
お支払い方法 銀行振込 / クレジット決済

DETAIL

概要

関節疾患の病態は、正常な関節運動からの逸脱によって説明することが可能です。なぜならば、 関節疾患のほとんどが機械的ストレスによってもたらされるという特性を有するからです。したがって、ある組織への機械的ストレスの集中が、どのような異常関節運動によって引き起こされるのかを推論することは、機能解剖学を熟知していればさほど難しい作業ではないのです。

原因と結果の因果関係が明確にさえなれば、理学療法の枠組みもほぼ同時に決まってきます。ところが、現実問題はこう容易いものではないのです。多くのセラピストが症例を目の前にして、障害構造をモデル化することが出来ず、治療プログラムの立案に苦慮しています。それは、原因と結果の因果関係を説明し得る理論的背景がこれまで整理されてこなかったからではないでしょうか。 

本講習会では,こうした臨床ニーズを踏まえて,変形性膝関節症の病態運動学を三次元動作解析手法を用いた研究結果から推論し、バイオメカニクス的知見を基にした理学療法戦略について解説をします。

変形性膝関節症例の歩行では
1)立脚中期までに膝関節の内反角度を中立位に戻せない 
2)立脚後期に股関節外転モーメントで重心を反対側へ押し出せない 
3)足部機能の低下により立脚後期にForefoot Rockerを形成できず、
遊脚肢が踵接地のための準備を完了する時間を稼げない 
4)立脚初期から中期にかけて重心を最高到達点へ上昇させるための
股関節と足関節の運動が協調されず、床反力鉛直成分を減少させることができない。 
などの問題が膝関節内反ストレスを増大させます。

よって、これらの機能を評価するためのTaskを選択し、そのTaskを可能にしているメカニズム についてアプローチを行えば、理学療法の効果は期待できると考えられます。また、多くの変形 性膝関節症例が荷重位での膝関節屈伸運動で主素を訴えることから推論して、おそらく Meaningful Taskとしてはスクワット動作もしくは一歩踏み出し位でのLunge動作などが選択さ れるべきかもしれません。荷重位でのScrew Home Movementの誘導が異常な代償によって行 われ、脛骨が外側へ傾斜していないかをチェックすることは有益な評価となります。

ただし、荷重位でScrew Home Movementを評価する前には、必ず非荷重位でScrew Home Movement を評価しておく必要があります。もしもすでに非荷重位においてもScrew Home Movementが確認されないとしたら、膝関節の周囲筋の過緊張や大腿骨と脛骨のアライメントをチェックし、 Screw Home Movementを阻害する因子を排除する必要があります。その上でスクワット動作を行いScrew Home Movementが荷重位で誘発されるかどうかを評価します。非荷重位で Screw Home Movementが誘導されるのに、荷重位で誘導されないのであれば、股関節か足関 節に問題があると考えてよいでしょう。

もっとも、股関節機能は体幹や骨盤の安定性によって影響を受けるので、股関節の問題は体幹に端を発する場合も少なくありません。股関節の問題なのか体幹の問題なのかを判別するための評価を行い、真の問題を探索することが重要です。

本講習会ではスクリューホームムーブメント、大腿骨のロールバック運動、中心靭帯系安定化機構、半月板の運動、拮抗二関節筋ペアによる協調制御など、膝関節疾患の治療に対して必要不可欠な機能の理論と実技を徹底的に講習していきます。

TEACHER

講師紹介
国際医療福祉大学大学院
保健医療学専攻 福祉支援工学分野 教授
理学療法士

石井慎一郎先生

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