私は強烈な危機感に襲われています。
リハビリ業界がこのままでいいのかと・・・。
あなたは今の治療に満足していますか?
あなたのその治療の目的は何ですか?
あなたは患者さんに胸を張って治療を提供できていますか?
理学療法士は、リハビリテーションの専門職として注目度の高い職業であり、社会的にもしっかりとした地位が確立されています。こうしたことから、理学療法士になりたいと思っている人は多くいます。実際、理学療法士協会の情報によると国家試験受験生は年々増えています。年々合格率は下がっているため、決して資格をとるための勉強が楽というわけではありませんが、窓口が広がっているので結果的に資格を取る人が多くなっているのが、現在の理学療法士の実情です。
このブログを読んでいただいている方々は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの有資格者の方と思います。
冒頭に書いた言葉を読んでどう感じましたか?
そして自分だけではなく、周りを見渡してどう感じますか?
夢を抱いた有資格者が毎年約1万人増えている一方、臨床現場では「単位時間をこなすこと」が目的になってきているように感じることはないでしょうか?
私も臨床経験がありますが、治療が流れ作業になっていたり、中身の無いものになっていたりすることが多いように感じます。開業しているような柔道整復師や鍼灸師などの方々を比べてみると、理学療法士というのは非常に生易しい世界です。お客さんは自分たちで集めてくるわけでもないですし、大した治療結果を出さなくてもそれを責められるわけでもありません。果たしてそんな環境で、危機感を持って技術を磨ける理学療法士がどれだけいるでしょうか。危機感を抱き、それを意識しながら行動をされてきた方には何の問題もありませんが、上記のような治療をされていた方は、今後慌てることになるでしょう。
冒頭でもお話しした通り、今、理学療法士はすごい勢いで増えていっています。理学療法士が増えることは全く悪いことではないのですが、問題は「結果を出していない理学療法士が多く存在することで、理学療法士自体が安くみられてしまうこと」が問題なのです。今までずっと良い結果を出し続けてきていれば、安くみられることはなかったはずです。これは自分たちよりも上の世代の方に言える言葉です。昔は現在と違い、需要があって重宝された時代です。まさに「先生」と呼ばれ、大したことをしなくても高収入がもらえた。もちろん全員に言えることではないのですが、その小さな歪みが大きな歪みになってきているのは事実です。現在の理学療法士の政治的立ち位置を見ても明確だと思います。
「自分はもう就職して働いているから大丈夫」
これも決して安全なことではないです。
新人とベテランで出せる結果が同じなら、経営者は絶対に新人を選びます。
これは間違いない事実です。
患者さんためはもちろん、自分自身の将来のリストラに備えて治療知識・技術を学ぶことは大切です。「まぁ大丈夫でしょう~」と思っている人がいたらこれを機会に危機感を持ってください。病院に守られている、会社に守られている。確かにこれは大事ですし、ありがたいことです。しかし、これからの時代は個人の力が重視される時代です。
理学療法士は身体を扱う職です。そして患者さんの将来を担う職です。厳しい言葉になりますが、中途半端な人間何て必要ないのです。現場に出る理学療法士に大事なのは、資格取得後も勉強会や講習会などに積極的に参加して専門性を深め、日々の仕事に真剣に取り組むことです。もちろん資格取得後に勉強会、講習会に参加することが困難なこともわかります。現在は365日勤務の医療施設、福祉施設が多くなり、土日に希望休、有給休暇をなかなか取れない。その上、講習会費、移動費(+宿泊費)がかかる。などの様々な弊害が多いのも事実です。これは私も現場で感じたことですし、苦労したことです。そのような理由で地方格差、セラピスト格差が生まれたり、勉強したくてもできない理学療法士の目を積むのは医療業界、リハビリ業界としてあるべき姿ではないです。
リハビリ業界がこのままでいいのかと・・・。
私は強烈な危機感に襲われているわけです。
だからこそ、私はその業界の姿を変えるべき、このRehatech Links株式会社を立ち上げました。Rehatech Links株式会社は環境インフラを整え、セラピストが努力をしない理由を全部なくせるよう教育のプラットフォームを作り上げていきます。
事業内容としては講習会事業、オンデマンドサービスのリアルとネット両面でのリハビリテーション教育がメインとなります。
今後はオンデマンドサービスを全国の養成校に無料開放を考えていますし、もし可能であれば全国各地の養成校設備を使わせていただいて全国各地で直接治療技術を学べる実技講習会の開催を考えています。都内では弊社以外でも講習会は比較的多く開催されています。しかし、都内でベッドを完備した講習会会場はなかなか見つからなく、困っているというお声もお聞きします。弊社は自社のセミナールームを設けておりますので、もし「講習会を開きたいけど、場所がない」とお困りの方はご連絡ください。(165平米、椅子80脚、机15台、ベッド35台、ヨガマット30枚、プロジェクター、100インチスクリーン完備など)
理学療法士は医療施設、福祉施設などで非常にニーズが高く、人数が増えようが一定の需要は必ずある仕事です。特に高齢化社会が進み続ける中、リハビリの分野はこれからも大きく発展していきます。と言うよりもしていくべきです。この時代の波に乗り遅れないように学び続けると同時に、様々なリハビリの分野にも興味を持つことができれば、理学療法士として仕事を失うということはないと考えられます。一生ものの国家資格を生かして働き続ける治療知識・技術を身につけていきましょう。
弊社はそのお手伝いを全力でさせていただきます。